ダンナ、仙台に来たる
一つ前の記事にも書きましたが、2022年のクリスマスイブに関東にいる主人が仙台に遊びに来てくれました。
せっかくの仙台遠征、楽しんでもらおうと松島でも行く?と誘うも、Noの返答。
ダンナからの提案としては、『仙台市の科学館があるから行ってみよう』とのこと。
カレコレ連れ添って20年以上になる私たちですが、ある意味納得、ある意味意外...の私。
インドア派なので、室内展示を観るってのは、納得なんです。
でも完全文系の旦那、まさか科学館をチョイスするとは、ちょっとびっくり。「文学館じゃないのね?」って訊き返しちゃったくらいよ。
少しは私に気を遣ってくれたのかな、私はコテコテの理系だから、博物館・科学館とか、だーい好きだし。
仙台市民歴、もう少しで一年になりますが、恥ずかしながら仙台市科学館は名前くらいしか知らなくて、どこにあるのかすら知らなかったんですよ、私。
で、調べてみますと、地下鉄南北線の旭ヶ丘駅から歩いて行けるところにあるんですね。
仙台駅で合流して、いざ旭ヶ丘駅へ。
ちなみにこのときのランチは、「けやきのもり」さんでパスタでした。
仙台科学館の前後に!?旭ヶ丘駅前で、あの極太モチモチ麺のパスタが食べられる|けやきのもり
↑こちらの記事もお読みいただけると嬉しいです。
想像以上に!?楽しい科学館♪
旭ヶ丘駅から北に道なりに5分ほど歩きますと、見えてきました科学館♪
無料の駐車場もありますので、車で行かれても安心です。
開館時間は午前9時から午後4時45分まで(入館は午後4時まで)です。
入館料は、一般 550円、高校生 320円、中学生・小学生 210円(税込み)
この中学生まで210円って価格が嬉しいですね。あと高校生になっても大人と同じ料金ではなくて少し抑えてくれているのも嬉しいです。
お父さん・お母さん・小中学生のお子様2名で入館して1,520円♪ やっぱり自治体が運営する博物館・科学館って助かりますねー。
スリーエムってのは、世界的な化学・電気素材メーカー3M社のことで、今流行りのネーミングライツ(命名権)スポンサーに名乗り出てくれたんですね。
ちなみに3つのMは、Minnesota Mining & Manufacturing Co.のこと。身近なところでは、付箋紙の「Post-it(ポストイット)」がスリーエムさんの商品です。
科学に直に触れられる科学館♪
科学館が立っているのは、に台原森林公園。公演は坂の下にあって、駅から北に延びている道は坂の上。
だから駅から歩いていくと、建物の3Fに直接入る形になります。で、入場券売り場などのエントランスホールも3Fです。
3Fと4Fが展示スペースになっています。
まずは3Fから。
早速、ナウマンゾウの骨格がお出迎え。ひゃー、でかい!
3Fは生活系展示のフロア。
広瀬川の環境に関する展示や、地震・気象に関する展示がありました。
クイズ形式の展示や、実際に触れることができる展示も多くて楽しかったですよ。
ちょっとモヤモヤの写真だけじゃわかりにくいかもしれませんが、コレは竜巻ができるところを解説してくれていて、周りの4本の柱から横向きに風が出て、真ん中からは上向きの煙が出る、それだけなんですけど、ものの数秒で竜巻(渦巻雲)に発達していきました。
4Fは自然史系の展示と理工系の展示フロアになっています。
これは音を可視化する簡易装置。
周波数が変わると、筒の中の波の形が変わるんです。音は波の一種なんだよーってパッと見てわかりますね。
こんな感じのパイプを組み立てただけの建物なんですけど、なんか宇宙基地みたいで格好良くないですか?
子供のころから私、こういうの大好きだったんですよ。
理工系展示には元素の柱なんてのが立っていまして、世の中のありとあらゆる物質を構成する元素一つ一つが、どのような物質で、どんなところに使われているのか解説してくれています。
この4つは”ハロゲン”と呼ばれるもので、F(フッ素)、Cl(塩素)、Br(臭素)、I(ヨウ素)の4本の柱が立っていました。
元素の周期表って、高校の化学で覚えませんでした(理系だけかもしれないけど...)?すいへーりーべー...っていう、アレ。
そのときに、このハロゲン、第17族元素を”ふっ(F)くら(Cl)ブラ(Br)ジャー、私(I)にあてて(At:アスタチン)”なんて覚え方があったんです...懐かしいなー。
理工系では電気や磁石について、実際に触れて確かめられる工夫も沢山あって、サイエンス好きなお子様には...あ、いや大人にもたまりませんですよ。
入るときは気づきませんでしたが、4Fの入口手前に人力飛行機が飾られていました。
毎年、人力飛行機の大会「鳥人間コンテスト」ってやっているじゃないですか。実は仙台はこの鳥人間コンテストの常連さんなんです。
東北大学のメンバーが中心の「Windnauts(ウインドノーツ)」っていうサークルがあって、2022年の大会で優勝しているんです!
人力飛行機のビデオ映像や、これまで製作してきた機体と記録についての解説がありました。
せいぜい、1時間くらいの時間潰しかなーなんて思っていたのですが、3時間くらい楽しんじゃいましたよ、私たち。
あと誰でも楽しめる簡単な実験や工作を体験できる、「チャレンジ・ラボ」なんてのも1日に2回、開催されています。
親子で楽しめることと思います。
世界最先端の科学に触れる!とか、そういう趣ではなくて、実は身近に役立っているサイエンスを改めて知ることができる、生活密着型の科学館です。
これね、私が小学生の頃だったら、半日はずーっと帰らないで居座っていたと思います、ハイ。
まとめ
【スリーエム仙台市科学館】
- 仙台地下鉄南北線の旭ヶ丘駅から徒歩5分ほど、台原森林公園にある科学館。無料の駐車場もあり。
- 公設の科学館だけあって、大人でも550円、小中学生なら210円とリーズナブル。
- 大きく生活系展示・自然史系展示・理工系展示があり、クイズ形式で楽しめたり、実際に手で触れたり・目で見たりして確かめられる工夫が多数、施されている。
ダンナが楽しめたのかはよくわからなかったのですが(汗)、私は十分過ぎるくらい、予想以上に(なんて言ったら失礼ですが)楽しませていただきました。
週末にフラッと科学館、おすすめですよー。
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