国道163号線沿いで駐車場あり
私が大阪にいるときの拠点は、門真という東部の都市。
パナソニックの城下町ということで、東芝の城下町、川崎と雰囲気が似ています。
質より量!の中華とか、雰囲気よりも安さとボリュームの定食屋さんとか、やっぱり労働者の街ってこうなるのかしら。
ま、これはこれで味があって良いのですが。
そんな門真にいる私、ラーメン大好きと知った会社の同僚から、『テンイチ、行った?』なんて訊かれました。
「えっ!?この辺に天一、あるんですか?」って驚いた私に、笑顔の同僚。
詳しく話を聞くと、どうやら”あの”天一こと天下一品ではない、テンイチがあるらしい。
門真市在住・在勤の方にラーメン屋さんというと、ほとんどの方が、こちらのお店を口にされるので、人気のお店らしい。
うーん、気になる。こりゃ行くしかない!
ということで、向かいました先は古川橋。買い物やら仕事やらでよく行く場所なので、土地勘はあります。
古川橋駅から南へ、歩いて10分くらいでしょうか、国道163号線沿いのあるのが、こちらのお店。
なるほど、天下一品ではなくて天下第一なのですね。
確かに略したら、天一!
店内、厨房に沿ってカウンター席、通路を挟んでテーブル席のつくりです。
食券を購入するタイプではなくて、直接、店員さんにオーダーするタイプのお店。
なるほど、テンイチのコッテリは美味い
メニューを見てみますと...
片側には『天下第一と言えば パイカラーメン』。なるほど、パイカラーメンが名物なのね、そういえば同僚も言ってた、ここのパイカラーメンは食べておくべきって。
もう片側には『メニューを開かずに注文したい方は、ぜひとりあえずビールとパイカラーメンとぎょうざ』ですって。
うわー、メチャ魅力的、ビールとラーメンと餃子、最高よね。
今はお昼だし、自転車で来てるし、泣く泣くビールは断念。
もちろん、パイカじゃない、普通のラーメンもあります。
平日限定のセットメニューもありますよ。
ということで、初回保問だし、名物のパイカラーメンと餃子を頼んでみました。
待つこと6分ほどで着丼、いっただっきまーす♪
・パイカラーメン(850円:税込み)
太めのウナギ?オオサンショウウオ?なにやら動き出しそうな焦げ茶色の物体が丼に入っていますが、コレがパイカ。
パイカってのは、豚バラ肉の周辺にある軟骨のことで、豚1頭から500グラムほどしか取れない、とっても貴重なお肉なんですって。
深く煮込まれていて、お箸でホロホロっと崩れるくらいの柔らかいさ。ふわっと優しい食感で、甘い味付けが深く染み込んでいて、これ単独で食べても美味しいです。
他の具材は、メンマ、もやし、ネギ。
スープは豚骨醤油で、しっかり乳化されているタイプです。とろみはほとんどないのですが、濃厚ですね。推定粘土1.5~2 cP。高濃度のエマルジョンを形成しています(って理系の表現使うと美味しさが半減?!?)。
かえしが強くて、飲み込んだ後にも口の中に塩味が少し残る感じがしました。
“あの”テンイチのコッテリと同じくらいの乳化具合で、お醤油を強くしたのが、”こちらの”天一のスープですね。
細目のやや縮れた麺は、昔ながらの中華って感じです。
なるほど、このパイカは食べにくる価値、ありますね!
テーブルの上にはニラ唐辛子。これね、香りも味も尖がって、なかなか良い味変アイテムでしたよ。
・ぎょうざ(7ヶ)(320円:税込み)
薄めながらも、もっちりした皮。焼き上がりはそんなに焦げ目はないですね。
中には、ふわっとした餡。
ジューシーで、キャベツも沢山、ニラも効いていますが、食べやすい餃子でした。
そうそう、キムチが食べ放題でした。ライスとかチャーハンオーダーされる方には良いかと。
なるほど、地元民に愛されている美味しさっていうのは、理解できました。
ラーメンのスープはかえしが強くて尖がっているのですが、パイカのやさしさ、餃子のやさしさ、これはまた行きたくなっちゃいますね。
ごちそうさまでした。
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