創業当時の佇まいを残して営業中
仙台に引っ越して4カ月が経過しました。
この間、食べ歩きしまくりまして、それなりに自分のお気に入りもみつかってきました。
と言いつつ、仙台らしいものって、そんなに食べてないんですよね。
仙台と言えば、お魚・ホヤなどの魚介類、お寿司、ずんだ、そして牛タン。
「仙台名物と言えば何?」って、仙台以外の方に質問したら、恐らく10人中7、8人は「牛タン」って答えるんじゃないでしょうか。
でも、仙台の方、そんなに牛タンを食べません。
いやホントなんだって、牛タンは観光客が食べるものって皆さん、口をそろえて仰います。
と言いつつも、皆さんそれなりにお気に入りの牛タン屋さんをお持ちのようで、よくよく聞いてみると、自分なりの美味しい牛たん屋さんを抱えている方、多いように感じています。
まだまだ私は、その域には遠いなー。
仙台以外、それこそ私の拠点がある関東でも、仙台発の牛タン屋さんがあります。
全国展開する牛タン屋さんの二大巨頭が「利久」と「喜助」ではないでしょうか。私も、この二つは川崎在住時代から知っていましたし、仙台出張の際に、時間を作って訪問しました。
そんな二大巨頭の一つ、喜助さんの発祥の地が仙台駅から徒歩圏内にあることを知り、行ってみることに。
仙台駅から東へ、南町通りを進みます。アーケード街のサンモール一番街の入口となるイオン仙台店のある交差点を左へ。さらに、100mほど進んだところにあります。
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見えてきました、喜助さんの看板。
看板にも「発祥の店」の文字が入ってますね。
この階段を下りた、地下にあります。あ、もちろんエレベーターもありますよ。
入口は、こんな感じで、なんとも趣のある、歴史を感じるお店ですね。
創業当時の佇まいを大きく変えずに営業を続けてくださっています。
店内、厨房に沿ってカウンター席が数席。
通路を挟んで、掘りごたつ式のテーブル席のつくりです。
そんなに広くはないお店ですが、テーブル席があるので数名程度の団体様なら全く問題なさそうです。
今日はお一人様なので、カウンター席へご案内。なんかこの厨房に置いてある棚も、なんとも歴史を感じますね、昭和の匂いがします。
しっかりとお肉の味がする牛タン
メニューを見てみますと、定食メニューは...
・牛団炭火焼定食 しお味
・(数量限定)特切り厚焼き定食
・牛ハラミ定食
以上。
さすが名店、さすが発祥の店、なんとも潔いですね。
お盆の夏休みの時期は、牛タンカレーはお休みだそうです。
悩むことはありません、今日は牛タン定食を食べに来たのですから。
注文が入ってから、ご主人が焼いてくださいます。
そろそろ焼きあがるかな~、ってところで女将さんに「ハイ」と声をかけるご主人。
『ハイッ』と返す女将さん、素早くご飯とテールスープを用意。見事な連携でした。
ということで、今日のランチはコレ。いっただっきまーす♪
・牛団炭火焼定食 しお味(1人前)(1,980円:税込み)
1人前ってのは、3枚(6切れ)となります。
牛タン、麦飯、テールスープ。牛タン定食と言えば、この組み合わせですよねー。
中までしっかり、火が通っています。
厚切りではない、普通の方の定食ですけど、それでも目分量で厚さは1.0~1.2cmくらいありますね。
タンと言えば、独特の歯ごたえ。心地よい、弾力ある食感がたまりません。
ムンギュ~ッと噛み切ると、とーってもジューシーなお肉。
シンプルなお塩だけの味付けは、お肉そのものの味を堪能できます。
透き通っているテールスープは、見た目どおりのやさしい味。
深く煮込んだ牛テール、大きめのブロック肉が3つも入っていました。
すっごく深く煮込まれているようで、口の中でホロホロッと崩れていきました、これまた優しい味のお肉。
ご飯は白麦を使っているそうです。
ボソボソ感とかなくて、食べやすかったですよ。牛タンとの相性もバッチリ!
付け合わせには、浅漬けと南蛮味噌漬け。
キュウリの浅漬け、すっごく量が多いですね、味は薄目でランチにピッタリ。言わずもがなで、麦飯とは最高に合います。
南蛮味噌漬け、これは辛めですけど、これを乗せた牛タンでご飯を包んでいただくと、あーもー最高!辛さと肉汁とご飯のハーモニー。
ふぅ、満腹満足。
雰囲気の良いお店で、たいそう美味しい牛たん、仙台に住んでいる今、そう思うのですから、観光できたらもっと感情移入して美味しさ倍増・三倍増だと思いますよ!!!
さてお会計...と思ったら、1,900円ですって。
1,980円では?と思ったら、ランチ特別価格らしいです。
大変美味しい牛たんでした。
少々の後悔は、午後もお仕事のある平日のランチでしたので、ビールを飲まなかったことくらいでしょうか(笑)
いえね、カウンター席でお隣だった方も、後ろの掘りごたつでお食事されていたグループさんも、みーんなビール飲みながら牛タン定食をいただいていたんですよ。
それを横目にしらふで牛タン食べるって、結構辛かったですよ(苦笑)
なんか見たことある景色だと思ったら、東北大学の片平キャンパスの近くだったんですね。
ここなら、また来るチャンスはありそう。うん、また来るゾー!
ごちそうさまでした。
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