皆さん、明けましておめでとうございます。
喧騒の本郷、静寂の菊坂
研修で単身赴任生活をしていたと思ったら、急遽の臨時で東京常駐。
その事務所の最寄り駅が本郷三丁目。別にあの赤門の大学とご縁がある訳ではないのですが、便が良くて家賃が安い物件がそこだったんだそうです。
せっかくの東京勤務、仕出し弁当を頼むのは面白くないということで、皆さんが事務所でお食事されているところを私は外へ。
東京メトロの丸の内線や都営大江戸線の本郷三丁目駅から、赤門の大学へと伸びている本郷通り、ここは車も人も通りが多くて、喧騒の通りという印象。
人が多いだけに飲食店に限らずお店が多くて、開拓し甲斐はありそう。
そんな中、本郷通からちょっと外れたところに行列のお店があることを発見。
何度か前を通ったのですが、いつも行列、これは気になる!
場所は菊坂という緩やかな坂道沿いで、本郷通から春日の方へとつながる、細い道。
なんでも樋口一葉とか宮沢賢治とか石川啄木とか...日本の文学史に名を残している方々に所縁のある坂道なんだそうです。
喧騒の本郷通から少し入っただけで、かなり静かな世界が待っていました。昔ながらのお店が多くて、昭和の世界に戻ったような懐かしい世界です。
そしてようやく、行列のない日に巡り合えて、訪問したのは、こちらのお店。
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なにやら難しい名前のお店。
フレンチのお店です。
なるほど、行列は納得!
店内、厨房に沿ってカウンター席が3席ほど、通路を挟んでテーブル席が10席くらいのつくりです。
今日はお一人様なので、カウンター席へ。
厨房でつくっている様子が見えるので、待ち時間も苦になりません。
お冷はセルフサービスです。
ランチは980円で、肉料理・魚料理・サラダグルマンの3種類。
今日は鶏胸肉のブレゼと真ダラのパネ、これまた何やら難しそうなお料理ですね。
私のランチチョイスは、コレ。
・真だらのパネ トマトクリームソース(980円:税込み)
パネってのは、パン粉のことなんですって。だから、タラをパン粉つけて揚げたものってことネ。
サラダ・スープ・自家製パンがついた、ボリュームのあるセットです。
パリッと揚がった衣のタラ、大きくて食べ応えあります。
中のタラは、ふわっと柔らかい食感で、口の中でホロホロっと崩れていく感じが、すっごくお上品です。
タラの後ろにはサフランライス。そして控え目な味付けのトマトソースが、なんともお上品に仕上げてくれています。
スープは野菜のポタージュ、これも優しい味。
サラダはルッコラ、水菜などのサラダ。
何やら紙袋が出てきて、なんだろ?と思って中を見たら、これが自家製パンでした。
外側はムッチリ、中はしっとり。
お行儀悪いけど、スープやパネのトマトソースをつけて食べたらメチャウマでした。
・ホットコーヒー(150円:税込み)
待ち時間なく入れたので、思わず頼んでしまいました、食後のコーヒー。
酸味も苦みもそんなに強くなくて、マイルドな味わいでした。
オシャレなフレンチで、それでいてボリュームもあって、コーヒー加えて1,000円を超えてしまいましたけど、このクオリティとボリュームなら納得かな。
スタッフさんもとっても丁寧な接客で、こりゃ確かに行列できるナ!って思わずにはいられませんでした。
貴重なお昼休み、また並ばずに入れそうなチャンスが来ますように!(祈)
ごちそうさまでした。
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