お土産あるある?地元民はそんなに食べない
「仙台名物と言えば、何?」
この質問をしたら、10人中6~7人は『牛タン』って返ってくるんじゃないかと思います。
もちろん、他にも笹かまとか、ずんだとか、あることはあるけど、やっぱり仙台のイメージと言えば牛タン。
で、実際のところ、仙台市民はしょちゅう牛タンを食べているのか?っていうと、そうでもないです。
いやホント、ぶっちゃけそんなに食べない。皆さん、口をそろえていうのは『あれは観光客が食べるもの』。
もちろんね、それぞれがお気に入りの牛タン屋さんを持っていて、たまにそこに行くとかいうのはあるけど、イメージしているほど、そんなに食べないの。
そう言えば、福岡ケンミンも、そんなにいうほど辛子明太子、食べないし。
あ、でも、しぞーか(静岡)ケンミンは、毎日...っていうか一日に何度もお茶、飲むけどネ。ちょっとこれは意味合いが違うかな(苦笑)
でもさ、せっかく私、仙台に来た訳じゃないですか。仙台に友人・知人・家族などが遊びに来た時に、どこそこの牛タンが美味しいとかいう情報は仕入れておきたいワケですよ。
だから、牛タン屋さん廻り、したい! でも今、コロナで牛タンも値上がりして、結構なお値段するんですよね...
ま、月に1,2回くらいなら、私のお財布でもなんとかなるかな、と思い向かいましたのは、こちらのお店。
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仙台駅からみますと、トラストシティ・ウェスティンホテルの裏側にあるビルの1階にあります。
仙台駅・あおば通駅・青葉通一番町駅、どの駅からも10分弱くらいの距離です。
利久と言えば今や全国区、それこそ川崎のラゾーナ川崎にも入っているのですが、『微妙に焼き加減や塩味が違う。メニューが違うお店もある。』なんて話を職場の方から聞きまして、ならば行かねば!と思い立った次第。
数段の階段を下がったところが入口。
店内、厨房を囲むようにコの字型にカウンター席。通路を挟んでテーブル席のつくりです。半個室のお座敷席もありました。
お店に着いたのは12:55くらいでしたが、テーブル席はほぼ満席。カウンター席が、かろうじて数席空いているくらい。
平日ということと、アーケード街からは少し離れているので、観光客は少な目。近くで働いていると思しきサラリーマンさん&OLがほとんどでした。
女性のグループもいましたし、女子率は高めだと感じました。
正に牛タンづくし!平日限定ランチ
メニューはもちろん、牛タン焼きがメインですが、ふと「限定」の文字が入ったものが目に入る私。
一番町やなぎ町店限定、さらに平日ランチタイム限定の定食があるじゃありませんか!
このお店で、平日で、お昼時しか食べられない、しかも内容をみてみると、いろんな種類のものがちょっとずつ入ってる、私好みの定食。
迷わず、これをオーダー。すると厨房から、「ハイ、これがラストね~」とのこと。よかったー!ギリギリセーフで滑り込めた私。
牛たんはオーダーが入ってから、焼いてくれます。カウンター席だと目の前で焼いているところが見えて楽しいです。
でも、空腹時にお肉を焼いているところ、辛いですね、お腹が鳴っちゃいました(笑)
というワケで、一番町やなぎ町店限定・平日限定・ランチタイム限定のメニューが、こちら!
・牛たんづくし定食(1,650円:税抜き)
牛たん焼きはもちろんですけど、牛たんハムの山椒焼き、牛たんハンバーグ、牛たんロースト、牛たんの茄子挟み揚げ、牛たん角煮、仙台麩汁、麦飯と、おかずの種類の多いこと!
+250円(税抜き)でお汁をテールスープに、+280円で牛たん”極”焼きに変更することができますが、それだと予算オーバー。
っていうか、1,650円でも、私のランチからすると、飛びぬけて高い額ですが。
ではでは早速、いっただっきまーす。
牛たん焼きは1枚2切れ。お肉の味を楽しみたいから塩焼きでお願いしました(味噌味も可能です)。
タン独特の、ムンギュっとした弾力と噛み応え、そして噛んだ時のジューシーさ。
真ん中は少し赤身がのこるくらいにして、中は柔らかさも感じるくらいの食感、絶妙な火加減ですね。
牛たんハムの山椒焼きは、かなり山椒が効いていました。私的には、もうちょっと控えめにして、ハムの味を楽しみたかったな。
牛たんハンバーグは粗挽きで、たんの食感を残してくれています。
ギュギュッと詰め過ぎず、やわらかく包まれたハンバーグで、口の中で崩れていく感じも素敵です。
牛たんロースト・牛たんの茄子挟み揚げは同じお皿に乗って出てきました。
牛たんローストはコクがありますね、旨味とコクが濃縮されている感じ。
牛たんの茄子挟み揚げ、写真だけ見ると、中までしっかり火が通って硬そうですけど、全然そんなことなくて、むしろやわらかいくらい。
タルタルソースとも、とーってもマッチしていましたよ。
牛タンの角煮、これがね絶品なの。
黙って食べたら高級ハッシュドビーフかと思うくらい、コクのあるスープの中に、やわらかく煮込まれたお肉。
ホロホロっと口の中で解けていく感じは、絶品ですよ。
仙台麩汁、お麩が大きいです。優しいお出汁、香りも味も癒されます。
おっとお麩の下に、牛テール、隠れていました。さすがに利久の定食で出てくるような大きいのではなくて、1cm角くらいの小さいのが数える程度ですけど、それでも十分、味を楽しめましたよ。
牛たんの定食と言えば、ご飯は麦飯ですよね、これがホント、不思議なくらい、牛たんに合いますよねー。
ふぅ、完食!
牛たんの塩焼き、ハンバーグ、角煮、ロースト...もうね、牛たんを満喫させていただきました♪
仙台名物、牛たんそのものを味わうなら、やっぱり牛たん焼きになりますけど、でも、ハンバーグも角煮もローストも、どれも美味しい!
調理の仕方ひとつで、食感や味がこんなにも変わるんだと感動すら覚えました。
よし楽しいメニューを見つけたゾ。
今度はどこの牛たん屋さんで、どのメニューを食べようかな。
ごちそうさまでした。
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